こんにちは。ヒューマンデザイン アナリストの諸星和子です。
「こうすればうまくいく」というマインドは、ヒューマンデザインの実践の中で、おそらく1,2を争うほど邪魔なものでしょうね。それをどれだけ手放せるかが、実践の鍵になるのではないかと思います。
かくいう私自身、ヒューマンデザインを実践して4年が過ぎますが、時々このマインドに頭を支配されることがあります。「どうすればいいかな、きっとこうすれば・・・・」です。でも、それに気が付くことができれば方向修正できます。大事なことは、「決してそう思わない」ことではなく、「そう思ったとしてもそれに気が付いて、それ以上追わないようにする」ことですから。
追わないというのはつまり、「きっとこうすれば・・・・」という考えを実践してみたり、改善、修正していこうとしたり「しない」ということです。何かの対策を取ろうと「しない」ということです。
ヒューマンデザインで重要なことは、自分自身や周囲に、何が起こるか成り行きを見てみる、ということなのです。これはすべての人に言えますね。予想や比較や期待というマインドで行動を起こすのではなく、身体という内なるナビゲーションが何をもたらしてくれるのかを見てみるということです。
内なるナビゲーションが自分を、周囲を動かすまで「待つ」というのは時に難しいことです。それ以前に、マインドと内なるナビゲーションの違いを見極めることも、最初は練習が必要かも知れませんが。
その待っている時間は、無駄な時間に思えたりします。その間にこれやっとけば・・・・とか、早くしないと間に合わない・・・・とか思ったりします。
でも、仕方ないですね。ヒューマンデザインを実践するとはそういうことですもんね。「こうすればうまくいくよ」「こうすべきなんだよ」「こうしないと○○になっちゃよ」とささやき続けるマインドをうまくあしらって、ひたすら内なるナビゲーションを感知し続けるのがヒューマンデザインの実践ですから。
そしていつか内なるナビゲーションが導いてくれた時、何かが起こって、何かがうまくいくのでしょう。もしかしたらそれは自分の期待や予想とは異なるかも知れません。だとしても、まさに自分が経験すべき、自分にとって必要なことであるのは間違いありません。そこに、人生の冒険があるのでしょうね。