こんにちは。ヒューマンデザイン アナリストの諸星和子です。
昨日のNot Here to Workのクラスで、講師のEllaさんの話を聞きながら、ふと、"a kind of magic"とコメントしました(魔法のようなもの、魔法の一種、そんな感じの意味です)。頭の中では、当然フレディ・マーキュリーの歌声が流れていましたよ。
ヒューマンデザインを実践するのは、実際のところ、そんなに簡単ではありません。行動の指針と内なるナビゲーションをお伝えしても、「そうは言っても・・・」「でも○○が・・・」「それが出来たら理想だけど・・・」そんな思いで、なかなか実践に進めないでいる方もいます。
ヒューマンデザインを実践する際には多くの場合、自分がそれまで「良い」とか「こうすべき」と信じていたことを手放す必要があります。その信念が間違っていたとは言いませんが、それが本来の自分を隠していたとは言えます。それを手放すことで見えてくるものがあるのですが、そこに到達するまでには大きな壁があります。それは私もよく理解できます。
そこから一歩を踏み出して実践に進む、そのきっかけ、そのタイミング、そこに何があるのか・・・・・という話をしていた時に、a kind of magicという言葉が浮かびました。Ellaさんも同意してくれました。
何がその人とヒューマンデザインを出会わせ、そこから実践に向かわせるのか、それは誰にも分からないし、計画できないし、無理強いできないことです。それに対して「何かできることをしよう」とすること自体が、行動の指針と内なるナビゲーションの実践から外れているのではないか?という話もしました。私にできることは、ただ自分自身としてここに存在すること、それしかないんだなと再確認できました。毎回そうですが、本当に深いクラスです。
もちろんそうして、「自分自身としてここに存在すること」を第一として今後も実践していきたいと思いますが、私はこのサイト、このブログで、もう一つ実践を心掛けていることがあります。それは「問いかけること」です。
すべての人に共通したものではありませんが、人類の7割の人は、問いかけに「反応する」と言われます。私自身もそのタイプです。ですから私はいくつかの記事で問いかけています。「最初の一歩を踏み出してみませんか?」と。
私の問いかけに、誰がいつどのように反応するか、しないか、それは誰にも分かりません。私が上手に問いかけできているかどうかも分かりません。でも、もし何かが起こるとしたら、それはa kind of magic以外の何物でもないと感じます。実際、私がこうしてヒューマンデザインを学び実践しているのも、まぎれもなくa kind of magicなのですから。