内なる権威は持っていても
- yu-hu-an
- 2018年10月27日
- 読了時間: 3分
ヒューマンデザインをこよなく愛する諸星和子です。
ヒューマンデザインの実践といえば、S&A、ストラテジーと内なる権威の実践が何よりも大事で重要です。どれだけアドバンスのことを学んで実践しようとも、この「S&Aの実践」以上に重要なものは、ヒューマンデザインにおいては存在しません。
これ、簡単そうに見えるんです。簡単にできるし、もうすでに自然にそれをやっていたという人も時にいます。でもここで、このS&Aを少し分解してみてみたいのですが、お付き合いいただけますか?
「内なる権威」はその名の通り、自分自分の身体の内部にある、自分自身の決断の軸といえます。身体的直観、湧いてくるエネルギー、やる気などなど、何を自分の決断のよりどころとするのかを指します。これは、生まれたときから持っている身体の機能です。
ただ、成長過程で内なる権威とのつながりが切れてしまった人も少なくありません。成長すると、やりたくなくてもやらなければならなかったり、必ずしも自分の本質からの決断が尊重されるとは限りませんからね。
でも、だとしても、95%の人にとっては、必ず自分の内部に持っているものです(残りの約5%の人はそうではない訳です)。
さて、もう一つのストラテジーはどうでしょうか。これは誰一人として、あらかじめ身体に備え持っている人はいません。すべての人が、後天的に、生活の中で、人生の中で、学ぶべきものなのです(あ、ヒューマンデザインを実践するならば、ですね)。これは人によって、「待つ」とか「事前に知らせる」とかがあります。
なので、ヒューマンデザインを実践するということは、ストラテジーを実践するということなのです。これはラーが言っていた言葉です。ヒューマンデザインとは、ストラテジーの実践そのものなのです。ストラテジーの実践のないヒューマンデザインの実践は、いくらチャートの分析ができても、内なる権威で決断していたとしても、あり得ないのです。
注:「ヒューマンデザインの実践」ではなく、「ヒューマンデザインのお勉強」なら、チャートの分析でできると思います。
特に、ストラテジーの実践のない内なる権威での決断は、私が勝手に言っている言葉で言うと、「(自分のチャートの)個性の暴走」が起きます。自分はちゃんと「内なる権威」で決断したのだから正しい、、自分は自分の個性に従っているのだからこれでいいんだと誤解したままヒューマンデザインを実践していくことになります。
さらに言うと、一人一人のヒューマンデザインのチャートを見ると、あちこちに、ストラテジーを守らせない罠を見出すことができます。繰り返しになりますが、ストラテジーというのは自然に持っているとか身についているものではなく、誰にでも練習が必要なものなのです。
ちなみに、ヒューマンデザインで言う2※※7年以降、変容した身体を持った人なら、ストラテジーは不要なるのかと先生に聞いたことがあります。先生の答えは「それでも必要」でした。私が食い下がって、「でも変容した身体が完成しているとしたらもう身についているのでは」と聞き直したら、「それはあくまで内なる権威であって、ストテラジーではない」ときっぱり言われ、とても納得できました。
そういうわけで、ヒューマンデザインではストテラジーの実践が何よりも重要なのですが、あまり伝えられてないように感じるなーと思います。
もちろん自分のLYDではしっかりお伝えしますし、すでにヒューマンデザインを学んでいる人向けの再受講講座も、今現在、計画しています。しっかり学んで楽しく実践していけるよう精一杯サポートしていきたいと思います。ご期待くださいませ。
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