ヒューマンデザインをこよなく愛する諸星和子です。
よく聞く言葉ですが「自由」って何でしょうか。色んな人が色んな解釈をしていることでしょうから、これが正解!というものがあるのかないのか、私には分かりませんが・・・。
よく聞くのは、「何も制限がないことが自由」と捉える解釈ですが、私はこれには同意しかねます。これを自由だと考えると、自由になるためにあらゆるルールを無視することになるからです。
自分一人で完結する行動ならまだ気にすることはないのでしょうが、誰かが関わることになると、「私は自由だからルールなんて知らない」なんて言ってられないかと思います。
サッカーをするなら、その試合に参加しているすべての人がサッカーのルールに従わなければ成立しないように、やはり社会生活には、ある程度のルールはあるものだと思います。
では、私の考える「自由」は何かというと、それは「自分で選択する権利を持っていること」です。
社会には、人間関係には、人生には色んなしがらみやルールがありますが、それに「従うか、従わないか」を選択することが出来ること、それが自由であると私は考えています。
そんなの簡単、誰だって毎日の生活の中で選択している、とお考えでしょうか。朝から晩まで、本当に「自分で選択している」でしょうか。
「時間だから」起きる、「用意されたものを」食べる、「社会人としてふさわしい」服に着替えて、「時間だから」出かける、「やるべきだから」仕事をして・・・・・
それらを「しない」選択もあるのだと知っていますか?しないことも出来るけど、あえてその生活を選択しているのですか?であれば何も問題ないのですが・・・。
その選択があることを自分自身に認めてないとき、もしくは、他人任せで自分で選択しない生き方をしているとき、そんな時、それは「自由じゃない」と言えるような気がします。何かを人のせいにしていたり、義務や責任に追われているだけでは、自分自身の選択を見失ってしまいます。
だとすると、「自由であること」とはまず、「自分で選択すること」から始まります。ヒューマンデザインの創始者ラー・ウル・フーも、「私はみんなを自由にするためにここにいる」と言っていました。私にとっては、何度聞いても胸が熱くなる言葉です。
自分自身で正しく選択することこそ、自由に生きる第一歩につながります。そうして人生の可能性が、一気に開けていくのでしょうね。
まずは自分自身を知ることから。