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  • 執筆者の写真yu-hu-an

質問することの難しさ

ヒューマンデザインをこよなく愛する諸星和子です。

人類の7割の人にとって、「質問に対して反応するかどうか」が決断の決め手となります(正確にいうと、そのうちの5割の人は、時間をかけてその反応を見ます)。

だから私も、相手のデザインを知っている場合はなるべく質問するようにしています。相手のデザインを知らなくても、それでも相手を尊重するつもりで、なるべく質問や招待をするようにしています。

が、これがなかなか難しい。

そもそも質問しても、相手が「自分にはそれを選択する権利がある」と思っていないと返事は返ってこないのです。

どういうことかというと、

「これ食べる?」→「健康のためだから」「せっかく用意してもらったから」「賞味期限だから」

「これする?」→「君の好きにしていいよ」「君がするなら」「した方がいいんでしょ?」「するべきと言われたから」などなどなど

また人によっては、「なんでそんなことを自分に聞くんだ。君が決めて行動すれば、それに合わせる。」という考えを持った人もいるのです。

提案やアイデアは出すけど、「あなたがそれに対してどう感じるかを知りたい」という意味で質問することが多いのですが、「聞くな。自分で決めろ。それに合わせる。」という反応が返ってくることも少なくありません。

そうすると、結局「じゃあこうしようか」という私からの提案に合わせてもらうことになるのですが、なんだか残念な気持ちが残ります。

ヒューマンデザインシステムは、その人独自の正しい決断方法を学ぶものです。ですが私は以前から、「人は必ずしも自分で決断したいわけじゃない」と気付いています。誰かの決断や、「~べき」に合わせたい人もいるのです。

ラーはそういう人たちを指して、「人は積極的に、喜んで自分を捨てる」という言い方をしていました。私もよく理解できます。

ちなみにそれがよく分かる映画としては「Wave」が印象に残っています。これはまあ、集団心理の実験のような内容です。ヒューマンデザインでは、WAを学ぶときに出てきました。

決断の最初の一歩、「あなたには自分で決断する権利がある」「自分で決断してもいいんだ」ということを、いったいどうやったら伝えられるのか、いまだに試行錯誤しています。「自分で決めたくない人たち」にとっては、質問されることそのものが迷惑であり、対立の原因になってしまいます。もちろん、そういう人たちがいることも受け入れるつもりですが。

「自分の正しい決断方法を学ぶ」ためには、そこを丁寧に、最初の一歩から、じっくりと、伝えていかなければならないのではと、しみじみ考えています。

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