ヒューマンデザインは経験しないと分からない
- yu-hu-an
- 2018年8月11日
- 読了時間: 3分
ヒューマンデザインをこよなく愛する諸星和子です。
先日友人と話していて、友人は「よく分からないものには手を出さない」と言っていました。とても堅実で、よく理解できる言葉です。
でも私は自分を振り返って、私ってば「よく分からないからこそ手を出す」人間だなーと気付いて、ひそかに笑ってしまいました。「分からない?だったらやってみる」というのが私のデザインです。こればっかりはもう、誰にもどうしようもないですね~。
だからこそ、
私はだからこそヒューマンデザインシステムをここまで学んできたといえます。よく分からないからこそ、どういうことなのか追求してきたのかもしれません。でも、ここまで学んできても、「私はヒューマンデザインを理解しました!」とは言えないかも知れません。
なぜならそれは、常に新しい気付きの中で更新されていくものだからです。
テキストや資料に書かれているゲートやチャネル、センターの説明を覚えることは誰にでもできます。それを伝えることも誰にでもできます(やろうと思えば)。
でも、そのゲートやチャネル、センターが「自分にとって」何を意味するかは、経験しなければ分かりません。色が付いた部分を「自分が」どう経験するのか、チャートの白い部分を「自分が」どう経験するのか、それを観察して自分の気付きにつなげていくのがヒューマンデザインシステムのひとつの大きな目的です。
他の誰にとってどういう意味かでもなく、ヒューマンデザインシステムの「正解」としてどういう意味かでもなく(そもそもそんなものは存在しませんが)、それが「自分にとって」何を意味して、「自分が」それをどう経験するかが大切なのです。
印象的だったのは、以前ダーマンとリーラのクラスで、誰かが「私はここがオープンですが、それはどういう意味ですか?」みたいなことを聞いたとき、「それがどういう意味か、あなたが自分で経験して、私に教えて下さい」と返事していたことです。
メカニズムとしての仕組みは分かる、エネルギーの質としてのキーノートは分かる、でもそれが「自分に」何をもたらすのかは、自分が経験しないと分からない。それを伝えようとして言った言葉でした。とても印象に残りましたね~。
ヒューマンデザインシステムのチャートを分析すると、まるでそれが「本当の自分自身」であるかのような錯覚を持ちます。
でもそれは、単に自分のメカニズムであり、設計図です。設計したものが動くとどうなるのかは、その本人の経験が必要です。
つまり、何かの機械を組み立てて、プログラムをインストールしたら、そこに電源を入れて動かして、どう機能するか検証する(観察して気付く)必要があるということです。
ヒューマンデザインシステムのチャートはあくまで、その機械とプログラムの設計図です。電源を入れて動かして、機能を検証するのはそのデザインを持った一人一人です。そこに、チャートには見えない一人一人の人生があると思っています。
ヒューマンデザインシステムのチャート分析は、もしかしたらよく分からないかもしれません。それまでの人生であまり触れたことがない知識や考え方であると思うからです。
でも、一歩進んでやってみれば、何か見えてくるものがあるかもしれません。ヒューマンデザインを理解する以上に、自分自身や誰かを理解するプロセスが一段と深まるかも知れません。そのためのサポートは、惜しみなくさせていただきます。
「よく分からない」からこそ、実践への一歩を進んでみませんか?
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