ヒューマンデザインをこよなく愛する諸星和子です。
私が初めてヒューマンデザインにおける「パートナーシップ」を学んだ時、大きな謎にぶつかりました。
私はかつて、「6年以上一緒に住んでいた人と結婚したのに、3年目には離婚した」という人を知っています。というか、これはヒューマンデザインを知るずっと前の私自身です。
ヒューマンデザインでパートナーシップを見ると、お互いがどう影響しあうかのメカニズムが見えてきます。そしてそのメカニズムは、基本的な部分では変わりません。
だとすると、パートナーシップのメカニズムは変わらないのに、なぜ以前は上手くいったのが結婚したら上手くいかなくなったりするのか?不思議ではありませんか?
当時それを質問したのですが、私が納得できる答えは得られませんでした。サイクルとかトランジットの影響ではないかと言われましたね。でも追々、自分自身で気付きました。私は自分のこの気付きにとても納得しています。
ということは、同じパートナーシップリーディングでも、関係性によって見えてくるものはまた違ってくるということですよね。親子、友人、恋人、夫婦、仕事上の関係など、一人の人間にも、色んな人との色んな関係性がありますから。
また同じ人との関係でも、結婚したら上手くいかなかったけど離婚してからの方がむしろ仲良くなった、ということがあります。これは私だけではなく、一般的にもよく聞く話です(ですよね??)。
職場結婚とかしている人は、仕事上での関係性と、家での関係性はまた違って見えるかも知れません。
「パートナーシップ」と聞くと、相性が良いか悪いか、上手くいくかどうか、誰がどう努力すればいいのか、何をどう変えるべきか、そういう視点から見たくなる人がいるのですが(実際多くの方がそれを求めて申し込まれます)、ヒューマンデザインでは、それとは違う考え方をしているように思いますね。そしてそれをうまく伝えなければならないのでは、と思っています。
友達だったら何とも思わないけど上司としては頭にくる、恋人としては素敵だけど夫としては頼りない・・・など、パートナーシップって不思議ですね。単なる「チャート上に見えるメカニズム」だけでは伺い知ることが出来ない何かがあるんですよね。
でもそれも、やはりチャートの分析で見えてきますし、気付きのきっかけをお伝えすることはできます。そしてその「気付き」のために、そのパートナーシップがその人に用意されていると考えることも出来ると思います。
「気付き」は変化をもたらします。何がどう変化するかは分かりません。でも、その気付きこそが、その人の意識の目覚めにつながっていることは間違いありません。そのパートナーシップがあなたに何をもたらすか、そのメカニズムを見てみませんか?