ヒューマンデザインをこよなく愛する諸星和子です。
ヒューマンデザインには「自分が思う自分」という部分があります。でもこれは、自分が「思う」自分であって、いわゆる「本当の自分」ではないこと、どれくらいの人が理解しているでしょうか。
日本ではあんまり聞かなかった気がするなあ~。私は海外クラスでこれを聞いたとき、本当に心から驚きましたもんね。しばらく意味が分かりませんでした。
でも、マインドの観察というものを学んでから、ようやく理解できるようになりました。半年くらいは時間がかかった気がします。
ヒューマンデザインを知った多くの人は、「自分が思う自分」のようになろうとするようです。チャートを見て、「自分が思う自分」こそが本当の自分だと思ってしまうようです。また、リーディングを提供する人の中には、そのように伝える人もいるようです。
違うよ。
これはただ、あなたは「自分のことをそう認識するメカニズム」なんですってことなんですよ。伝わるかなあ~。
私は、自分のリーディングや講座では、観察も含めてきちんとお伝えするようにしていますが、何しろ極めて限られた時間ですから逆に混乱してしまう人もいるようで、そこは申し訳ないのですが、これだけはどうしても妥協できない部分です。
「マインドを観察する」と一言で言っても、私自身、本を読んだりじっくり考えたりしなければ分からなかったことですので、言えばすぐ伝わることとは全く考えておりませんが、それでも、こだわって伝えていきたい部分です。
ここに気付かないと、ヒューマンデザインの理解や実践が大きく外れてしまうように思います。とても大事なことだと改めて思います。