ヒューマンデザインをこよなく愛する諸星和子です。
私がヒューマンデザインシステムを実践して自分が大きく変わったと思うことの一つは、「結論を出さない」ことを学んだことです。
それまでの私は、ああ、これはダメだった、失敗した、あの人はひどい、あれは悪い、これは良い、そんなふうにあらゆることを結論付け、その結論に基づいて物事をカテゴリー分けし、判断していたように思います。
もちろんその判断が役に立つこともあるとは思うのですが、私はヒューマンデザインの学びから、とりあえず様子を見てみるということを実践し始めました。
以前教わっていたダーマンとリーラという先生方がよく、「人生はプロセスである」と仰っていました。良いも悪いも、すべては人生のプロセスの中のほんの一部であるということです。
それらを学んだことで、当時、人生のカオスを極める状況にいながら、何をどうしていいか分からないでいた私は、「この状況をなんとかしようとしないで、とりあえず様子を見てみよう」と、ある意味で決断することが出来ました。
それがもう4~5年前のことでしょうか・・・。いまだに結論は出ていないような、出ているような・・・。中途半端なような、これで完璧なような・・・。よく分かりません。
ただ一つ言えるのは、私は他の誰でもない自分の人生を生きているという実感を持っているということです。世間一般の眼から見ると、とてもじゃないけど、理想的とか完璧とか言わるわけがない生き方をしてきていますが、それでも、私は私の人生を生きていると心から感じています。
それは私がヒューマンデザインとの出会いから得た、大きなギフトです。