こんにちは。ヒューマンデザイン アナリストの諸星和子です。
Differentiation Degree(DD)の2年間のコースを終えたことに関して、「それだけの情熱があったんだね!」とある人から言われて、自分の中に情熱があったのかどうか、しばらく考えてしまいました。
1週間くらい考えてようやく気が付きました。私は結局のところ、ヒューマンデザイン以外でも「健康」に関わる仕事をしているので、もはや色んな情報を「健康」に関連させて考えるのが、きわめて当たり前になってしまっているんですよね~。私自身はセラピストでも治療師でもありませんが、環境の中で治療や健康に関わる人や本や資料に囲まれまくっています。
私がそういう分野に興味を持ったきっかけは、もう10年以上前になると思いますが、この本を読んだことでした。有名な本なので、ご存知の方も多いかも知れません。
「健康とは病気のない状態を指すのではない」という一文を読んで、とてもインパクトを受けました。だったら健康とは何だろう、と考える大きなきっかけを与えられた気がしましたね。
健康、健全、Health(ヘルス)、Wellness(ウェルネス)など色んな表現がありますし、それぞれを使い分けている人もいるかと思いますが、私はここでは分かりやすく「健康」で続けていきたいと思います。
自然治癒力という言葉がありますが、それは、「自分が本来持っているエネルギーが阻害されたり抑制されていなければ、人は誰でも自分の内部に自分を癒す力、心と身体の健康を保つ力を持っている」という意味で使われていると私は理解しています。
だとすれば重要なことは、何がそれを阻害し抑制しているに気が付くこと、必要ならそれに対処することですよね。そうすれば人は健康でいることができる、というその考え方が、私にはとてもしっくり来たのです。それ以来、「何が健康を阻害しているのか」に目を向けるようになった気がします。
そんな私が、それから数年後に、ヒューマンデザインシステムに出会いました。ヒューマンデザインシステムは、「心と身体の健康を阻害するもの」を知るのに最適です。少なくとも私にとっては。
私は最初のクラスのリビング・ユア・デザイン講座を受講する時点でかなりヒューマンデザインシステムに関する海外の情報を集めていましたので、すでにDifferentiation Degreeのことを知っていました。このコースの中で、Primary Health System(PHS、プライマリー・ヘルス・システム)とレイヴ心理学を学ぶことができると知っていました。ですから、リビング・ユア・デザイン講座を受講する時点から、Differentiation Degreeが視野にありました。そしてタイミングが来て受講することができました。それから2年が過ぎました。
私からすると、日常的にやっている仕事とヒューマンデザインシステムの学びは、完全にリンクしていました。あっちで学んだことがこっちで生かされ、その逆もありました。なのでありがたいことに、そもそも続けやすい環境だったのかも知れません。
そして2年の講座を最後まで受けるまでの情熱が、もしあったとすれば、それはヒューマンデザインシステムを学ぶことに対する情熱ではなく、一人の人間としていかに心と身体を健康に保ってこの人生を生き抜くかを学ぶこと、またそれを伝えることに対する情熱だったような気がします。
健康ということに対する思いは人それぞれです。私の考える「健康」を目指していない人もいることともいます。それはそれでいいのです。それでも「自分が本来持っている心と身体のエネルギーが阻害されたり抑制されたりしていない状態」という意味での健康を目指す人のために役に立つであろう知識を学んで来れたことは、私自身、本当に嬉しいことです。
あなたもヒューマンデザインシステムを通じて、心と身体の健康について考えてみませんか?