こんばんは。ヒューマンデザイン アナリストの諸星和子です。
昨日のNot Here to Workのクラスでとても印象に残ったのは、「均質化された成功」という言葉でした。
そうでした。私たちは均質化された世の中に生きているのでした。これが成功である、これが理想である、これが求めるべきものであるというプレッシャーに満ちた世界で生きているのでした。
お金を儲け、人から信頼され、家族、会社、友人と良好な関係を保ち・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
どれだけ多くの人がそういう「成功」を求めているのかと考えたら、軽くめまいがしてきました。でも、私たちはそういう世の中に生きているのです。それを達成するように誰かからサポートされ、誰かをサポートし、多くの人が考える「成功」の状態を目指しているのです。
「成功」をテーマにしたタイプ以外の人でも、知らず知らずにそのプレッシャーを受け、自分のエネルギーを正しくないものに使って本質から外れていくことがあり得ます。多くの人が、お金を儲け、人から信頼され、良好な人間関係を・・・・・・・・・という自分の姿を、時に求めてしまうのではないでしょうか。
私も例にもれず、そんなプレッシャーを感じることがあります。感じるだけではなく、実際に言われることもあります。自分自身、目指していくこともあります。でも、本当にラッキーなことに、私はすでに負け犬です。自分が目指してきた姿を達成できず、誰から見ても最低と言われるようなことをしてきました。でも、だからこそ感じたことも経験したこともあります。そんな経験から今でも学び、自分を観察しています。そんな経験があったからこそ、ここまでヒューマンデザインを学んできたとも言えます。
一般的な(均質化された)視点で見ると、私は「成功」からはほど遠い人間です。ですが、この瞬間、まさに自分自身の人生を生きているという実感があります。それ以外に私が求めるものはありません。
「均質化された成功」の逆は、「自分だけの唯一の成功」ではないでしょうか。誰がなんといおうと、自分が本来の自分自身として、自分の人生を生きて、その瞬間を経験していくという生き方があります。それが「自分だけの唯一の成功」へ、自分自身を導くのではないかと思います。
誰もが目指す、理想的な「均質化された成功」を手放して、「自分だけの唯一の成功」へ、どうやったら歩んでいくことができるのでしょう?
それはヒューマンデザインシステムを実践すること、というのはあまりに安易すぎると、アナリストの私でさえ感じます。ヒューマンデザインシステムを実践することで、「均質化された成功」を達成できると感じる人もいる世の中ですから。
それでもやはりヒューマンデザインの実践は、ひとつの解決策になり得ます。どれだけ人生を「身体という意識の乗り物」に任せることができるかが鍵になるのでしょうね・・・。それはマインドにとっての挑戦でもありますが、チャレンジする価値のある挑戦だと思います。私も常に、自分のマインドを観察しながら、いまこの瞬間を経験しています。
あなたも最初の一歩を踏み出してみませんか?