ヒューマンデザインをこよなく愛する諸星和子です。
私は、「ヒューマンデザインには2つのプロセスがある」とお伝えしています。1つは正しい決断のプロセス、もう1つは観察のプロセスです。この2つをきっちり区別しておくことが大事かなと思います。
正しい決断に必要なものは、ストテラジーと内なる権威の実践のみ。ヒューマンデザインのリーディングやリビング・ユア・デザイン講座で学ぶ最重要事項とも言えます。ヒューマンデザインをどれだけ深く学んだとしても、このストテラジーと内なる権威の実践ができていなければ、それは全く意味のないものになるのです。
観察のプロセスに必要なものは、センター、チャネルやゲートなどの知識。「そうか、だから私はこういう行動をするのか」「そうか、だからあの人はこういう言い方をするのか」と気付くことができます。そこでより深く自分を知り、相手を知ることができます。
この2つを混乱させると、大変なことになります。そして多くの人は、混乱してしまっているように思うのです。
特に、観察や気付きに必要とされるチャネルやゲートの知識を、正しい決断のために使おうとしたらどうなるでしょう?「私はこのチャネルを持っているからこうした方が良い」「あの人はこのゲートを持っているからこうすべき」・・・なんてことになってしまいます。それはまさにマインドで決断する「間違えた決断」ですよね~。
どんなチャネルやどんなゲートを持っていようとも、そしてそれに関する知識をどれだけ深く学ぼうとも、正しい決断の役には立たないのですよ。これだけはしっかり頭に入れた方が良いと思います。
チャネルやゲートなどの知識は、行動やマインドを観察し、自分や誰かをより深く知るためだけのものです。「ああ、そうか」という気付きのための知識です。正しい決断に必要なものは、ストテラジーと内なる権威の実践だけですよ~。