ヒューマンデザインをこよなく愛する諸星和子です。
ブラックマーケットはどんな分野でも、正統派の権利を脅かすという意味で、良くないものだとは思います。
ですが、海外のヒューマンデザインにおけるブラックマーケットを見ていると、正統派にはないよさを見つけることがあります。
同じものが正統派にもあればいいのに、それがないから、ブラックマーケットと関わってしまうということもあるように思います。
事実、私が求める機能は正統派にはなくて、ブラックマーケットの方に充実しているということがよくあります。
正統派の方に、こういう機能はないですかと問い合わせたのですが、いずれそういう機能を作れるように頑張る的なお返事だったように思います。
そうするとブラックマーケットの方に魅力を感じざるを得ないのですよ。難しいところですね。
でも、そもそも正統派って何でしょう?必ず正解を知っている人?常に正しい人?それが決まりになっている物事?
いえいえ、「権利を持っている人」ですよね。それが正しいとか間違っていないという訳ではないと思います。たとえ間違っていても、権利を持っている人が正統派と言われるのではないでしょうか。
そしてその視点で考えると、ブラックマーケットは、その物事で利益を得る権利を持っていない人ということですね。別に内容が間違っているとか、そういうことではないのですよね(間違っていることもあるかも知れません。)。
もしブラックマーケットを容認しないのであれば、正統派はブラックマーケットに劣らないレベルを保つ必要があるし、そのレベルを求めていかないのであれば、ブラックマーケットを快く受け入れる必要があるのではないかと個人的には思います。
例えば、正統派のホームページなどに、「正統派ではできないこんなことが、ここ(ブラックマーケット)ではできます」と宣伝して、コミッション貰うことだってできるだろうにと、私の浅い頭では考えてしまうんですけど、大人の事情でできない何かがあるんですかね。
多くの人が個人レベルではブラックマーケットを容認しつつ、会社や団体レベルでは容認できないという立場なのかも知れません。
まあ、正統派がレベルを上げないと、たくさんの人がブラックマーケットに流れてしまうというのは、実は海外だけの問題ではありませんけどね・・・。