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  • 執筆者の写真yu-hu-an

弱い人間

こんばんは。ヒューマンデザイン アナリストの諸星和子です。

ここ数日「弱い人間」「彼の弱さ」「甘え」などの言葉がマスコミをにぎわせております。甘くて弱いから、お酒をやめられず、女子高生に強制わいせつを行ってしまったという、あの事件ですね。

それを聞くたびに、「弱い」「甘い」って何だろうと考えてしまいます。

私はその当事者の生年月日を調べてデザインを見てみましたが、その「弱さ」やら「甘さ」がどこから来ているか分かりませんでした(そもそも、出生時間が分からないので、私が見ているデザインそのものが正確とは限らないのですが)。

他人の期待に応えようと過剰に頑張ってしまったのかな、自分の方向性が分からなかったのかな、自分の価値を見つけきれないでいたのかな、などの考察はありましたが・・・。

「弱い人間」ってどんな人間ですか?

「強い人間」ってどんな人間ですか?

私はそもそもそれ自体が分からないでいます。いったいどんな人が強い人間と呼ばれるのでしょうか・・・・・。

自分で決めたことを最後まで実行できる人?他人に迷惑かけないで全てを自己完結できる人?誰かの見本になるような行動ができる人?強い人、弱い人って、何を基準にして判断されてるのでしょうか??私には本当に分からないです・・・・。

私もお酒を飲みます。過去には記憶をなくしたことも、どうやって家に帰ったか分からないこともあります。それでも犯罪を犯したわけではないので、私は「弱い人間」には分類されないのかなあ。

「弱い人間」と言えば、遠藤周作作品を思い出します。私は遠藤周作の大ファンで、ほぼ全部を読んだことあるレベルだと思います(今まで数回引っ越しするうちにほとんど手放してしまったことを悔やんでいます)。

思えば「沈黙」でも、「弱い人間」とされる登場人物がいました(映画では窪塚洋介さんが演じられましたね)。その人も、良くないと分かっていることを繰り返しやってしまう人でした。だから彼は弱い人間だといってしまうことは簡単ですが、「沈黙」には、それでは終わらない深さがありました。初めて読んだ時のあの衝撃は今でも忘れられません。

「女の一生」も泣きましたね~。あそこにも、「弱い人間」とされる登場人物がいましたね。遠藤周作作品には、しばしばそういう人が出てきます。そして考えさせられます。

今回の事件の当事者は、まあ「弱い人間」なのかも知れませんが、そう言ってしまうことに、私はどこか違和感を感じます。本当に「弱い」んだろうか、じゃあどうしたら「強く」なれるんだろうか。固い意志を持ってお酒をやめ、被害者に謝罪し続けることが強さだろうか。そもそも人は強くあるべきなんだろうか。

「もっと自分に向き合うべき」という言葉も聞かれました。私もヒューマンデザインを実践していて思いますが、自分と向き合うってけっこう大変ですよ・・・。

いろんなことを考えさせられています。

これから彼ら一人一人がどうなっていくのか分かりませんが、一視聴者として流れを見ていきたいなと思います。

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