ヒューマンデザインをこよなく愛する諸星和子です。
ヒューマンデザインでは、出生情報をもとにチャートを出します。そしてそのチャートを分析します。その際に、「このチャートに現れているものが本当の自分である」と捉えてしまったり、伝えたりするケースがあるようです。
私自身は、チャートに現れているのは、その人の「意識と無意識のメカニズム」であるとお伝えしています。そして、いわゆる「本当の私」と言われるものは、チャートのどこにも書かれておらず、その「意識と無意識のメカニズム」を観察している存在であるとお伝えします。
「ああ、だから私は無意識にこういう行動をするのか」「ああ、だから私はこういう考え方をするのか」「私の意識/無意識の一部はこう機能しているのか」・・・そんな風に気付くための情報をチャート分析を通じて知ることができます。そして、それはとても大きな気づきであると思います。
自分自身の中で起こる行動、思考は単なる「メカニズム」なのだと理解することができれば、目の前で起きていることにとらわれて、「あの人が○○だから」「私が○○すべきだから」「なぜ分からないのか」「こんなに頑張ってるのに」・・・などなどの思いを見直すことができます。
つまり、自分は無意識に〇〇しようとするし、物事を○○と考えるメカニズムを持っていると理解できれば、誰が何をしようと、しなかろうと、自分はそういう行動をしようとしてしまうし、そういう考えを持ってしまうということが理解できるのです。
あえて繰り返しますが、誰が何をしようと、しなかろうと、自分はそういう行動をしようとするし、そのように考えてしまうのです。それがメカニズムなのです。逃れることのできない、自分が持って生まれたメカニズムなのです。
じゃあ、そのメカニズムとどう付き合っていけばいいのか?
それは、観察者であることです。「わあ、やっぱり私はこういう時にこういう行動をしたがるんだな」「わあ、やっぱり私はこう言われたらこんな風に考えるんだな」「わあ、やっぱりあんなふうに言われるとちょっとイラっとするな」「わあ、私にはあの人の発言がひどいものだと感じられるな」・・・・・そういう観察者です。
そうすることで、常に自分に気付き続けることができます。自分に気付くのです。「これが私のメカニズムで、これが私の意識と無意識で、これが私で、私の人生なんだ」と。観察者であることが、自分自身であることなのです・・・
と、私は思っていますし、ヒューマンデザインを通じて、そうお伝えしています。どんなチャネルを持っていても、どんなタイプでも、観察者であることを学ぶ重要性は変わりませんし、そこにヒューマンデザインの醍醐味があると私は思っています。
さらに、観察しながらも自分の軸を保つために必要なものがストラテジーと内なる権威の実践ですね!例えば、「わあ、私は嫌だと感じるな」と観察するだけではなく、やはり身体(内なる権威)が拒否するのなら、それは尊重しないとね!
この「観察」と「ストラテジーと内なる権威の実践」が、私の人生を大きく変えました。物事との関り方、考え方、視点も180度変わったと言えます。
そんなヒューマンデザインシステムに、あなたも触れてみませんか?